愛情と憎しみが同居するという境界線障害
どうもー!感謝してます!
今回は、心理カウンセラー(公認心理士)衛藤信之先生の動画
【クレーマーが人を攻撃する心理】の文字起こしとなっております。上のリンクが動画となっております。
愛情と憎しみの「愛憎関係」を顕著に表した性格の障害を、境界性パーソナリティ障害と呼びます
背景には甘え残しが関係しているようです。本人がそのことを理解していないので、人間関係は愛着と破壊の連続です。ですから、職場も転々、恋愛も続かない人の背景には、このような性格が起因していることがあります本人が一番辛いよね…
引用元:心理カウンセラー衛藤信之【クレーマーが人を攻撃する心理】概要説明より抜粋
だから自分を知るということは大切です。これを<メタ認知を身につける>と言います。自分を知る力を身につけることが解決に結びつきます
この動画のポイント
・境界線障害の特徴
・愛情障害のルーツ
・ビルド&クラッシャー
これより衛藤先生の動画【クレーマーが人を攻撃する心理】の文字起こしとなります
心のオーバーホール
衛藤先生! いつもありがとうございます |
ありがとうございます
今日もよろしくお願いします |
うん!
衛藤先生 ちょっと前にですね。とんでもないクレーマーに会ったことがありまして |
おぉ!
僕に対してですね かなりケチョンケチョンに僕の悪いところを挙げ連ねて 仲間を集めて、僕の悪い事を本社に報告するみたいな そういうキャンペーンをしていただいたことがあってですね |
お時間がある方なんだろうね
お時間があって、体力もあってw |
体力もあって 執着心もあって
執着心もあって(笑) いろんなエネルギーが僕に向かった結果が そうなっていると思うんですけれども |
なるほどね
そういう人ってどうだろう?
「じゃあ 離れればいいのに!」って
思いました |
毎回絡んでこない?
絡んでくるんですよ 離れようとしても一切離れてこないんですね |
うんそう
離れてくれないね
「返金しますよ」とか そういうのじゃ全然聴いてくれなくてですね 「いやいや私が傷ついた責任はどうなるんだ!!」 |
あぁ・・・
実はクレーマーの中で一番多いのが
境界線障害と言って、すごく最初は
「大好き!最高!○○さん!ステキです!」と言いながら
その人の特徴としては境界線障害の人は
・意味なく蔑む
・意味なく攻撃
・愛情と憎しみが同居するような
だから常に何らかの形で
これ 子どもの時の特徴だと思うんだけれど
お母さんに文句を言ってこっちを向かせて
かといって自分が思った通りになってくれないお母さんに対して
すごく攻撃性を向ける
その幼児性というか
愛着障害的なものを大人になってもやると
ネットで非常に誹謗中傷する。だったらそれだったらもう離れればいいのに
そうですよね |
常にそれに絡んで構ってちゃんみたいにね 構ってほしい
だから愛情と執着があって、それに対してすごい憎しみが起こる
自分の思った通りにならない
そうなんです そうなんです |
だから そうやって永遠にやるのは
やっぱり子供の時、そういった親との関係もあるかもしれないね
なんか空虚感がすごいの
空虚感 |
空虚感がすごいから思うようにならないことに対して
たぶんそういう人って、すごく爆発的に怒る時は怒るんだと思うんです
ものすごい僕良い人だと思っていたんですよ すごいいい人だなと思って 「ここの部分をもうちょっとこうした方が もっと周りの人も笑顔になるんじゃないかな」というアドバイスをしたら 「はぁん!!」 とクレームを入れてきて、ものすごい噛みついてきたんです |
そうなんですね。だから結果的に すごい
愛情を示して「尊敬しています!」とか
「スゴイです!」と言っている人が、一転 逆にプロペラが周り始め逆転し始めると
過度な憎しみと過度な引き下げ、過度な攻撃が繰り返される
かといってその場から離れたりその団体から離れるかというと
常に何かの会には参加したがったり、常にそれをチェックしまくる
普通人間って嫌なことだったら
他の団体に行くとか他の友達を待つとか、他の趣味に逃げるじゃない
そう思います |
愛情障害というか愛着障害の人って
子どもの時にそう離れるわけにもいかない
それはその人に対して関心があるし
感心があるし、でも普通だったら関心があるんだったら
良い人間関係ポジティブな人間関係を繋げていく
でも「自分は正義の人」とか「正しい事言っている」とか
「僕は間違ったことを言っていない」
ということに対して、妙なこだわりで絡む
その通りに向こうが引き受けてくれないと
今度は怒りで それを攻撃し始める
そういう人が、やっぱり ネットの中で誹謗中傷する人の中には
「ずっとこの人この事をずっとこだわっているな」
だったらほとんどの人はみんな思うわけですよ
「離れればいいのにな」
でも、それは精神的問題なんですね
まさにその通りで 新しい友達ができたらそこをぶち壊して去って行く |
そう!
新しい友達ができたらまたぶち壊して去って行く みたいなのの繰り返しで、どうにかして何か人生の ターニングポイントになればいいなと思ったんですけれども |
そうね
ビルド&クラッシャーと言って
ある意味で作り上げながらまず壊す
子どもが積み木を作って バン!壊す時に
フロイトという人が「タナトス」と言って
「創るエネルギー エロス」と「壊す破壊のエネルギー」
同等ぐらいの快楽がある。
ジークムント・フロイトは言ったのね
そうなんですね |
だから作り上げては壊す
そして確認したいのは
「世の中ってこんなものさ」「人の愛なんてそんなものだ」
ということで、ニヒリズムを確認することのためだけに常にエネルギーを使っている
人生どちらかというと破壊者みたいなね
だからその人が創りあげていて、そういう人に絡まれると
「すごく大好き」という人
僕も本当にね
「衛藤先生 大好き」という人はすごく怖いんですよ
過度に僕に時間を作ったり僕に関わってくる割に
スター殺傷事件なんかにもよくあるのが
自分の理想的なものを押し付けて
ちょっとでもそこがズレてくると
「もう裏切られた!」とか「許せない!」とか
「そんな人じゃなかった!」
「いやいやいやいや 普通ですよ。もともと僕は」
と言いたくなるよね
そうですよね!はい(笑) |
でもそこに完璧なイメージを作り上げているから
そして常に子供だから
「常に100%自分が思っているから」
「向こうも100%の関りをしてくれるだろう」という
”愛情のベースが親子関係なんだよね”
もうちょっとその辺を教えてもらっていいですか? |
子どもって、自分がお母さんを愛しているから
(お母さんも自分と同等に愛情を持ってくれているだろう)と
これは子どもだったらわかるよね
でも大人になった時に
「俺あの人すごいと思っているんだよね。最高だぜ!」
と言っている人が
自分が思うようにその上司が他の人にも愛情を向けると
「裏切られたよ」とかね
その上司は普通なんです
すべての人にバランスをとって関わられている
でも自分がその人のことを尊敬し100%大事に思っているから
同じものを自分も向こうに返してもらわないと
そこからの目減り分で
「裏切られた!」とか
「自分はこんなに愛しているのに!」
今度はスイッチが入って
ものすごく攻撃性にまわるという人がいるんですよね
だからそれは
子供の時に得られなかった関係を大人になって得ようとするから
まず心理的に成長しないと人は自分の思ったように動かないし
あなたがその人をすごい大事に思っているという事と
向うがあなたを思っている部分には必ず差があるよと
それを
「あぁ そうだよね」
”自分がすごいその人のことを大事に思っていても
向うにはたくさんの人がいて
全て100%こっちに向けられるわけないよね”
ということを認識するというのが
実は大人になるということなんですよね
なるほど |
それが認識できないと
「自分はこんなにこの人のために費やしたのに!」
「こんなに関わっているのに!」
「こんなに自分はこの人の為に動いたのは許せない!」
ということで
今度はさっき言ったプロペラが逆回転し始めて
攻撃性を向ける
やっぱりそういう意味では
子供の時に関わりに
やっぱり問題があるということがベースにありますよね
原因としてあるんですね その子供の時の関り、お母さんからの愛情不足とかって どう補っていけば良いものでしょうか? |
そうね
だからそれをずっと永遠にこれ
”取り直し行為”と言って
子どもの時に満たされないとそれを友達とか上司とか
ちょっとでも優しくしてくれると
「この人が新しいお母さんだ」
「この人が自分が完全に頼っていい人なんだ」
といって、完璧に100%
だから恋人でもそう自分がメールを送ったら
速攻返ってこないといけないし
常に自分がその人のことを考えているから
同等の愛情100%求めないと許せないというね
そうすると愛情と攻撃性がダブルであるから
愛情が強ければ強いほどキレやすい
だからそういう意味ではそういう人って
常に外からそれを求めようとするところに問題があるので
まず自覚しないといけないのは
”自分が自分で自分の機嫌を取る技術を身につける”
自分一人で自分の中で楽しめる技術を身につける
やっぱり僕は
自分のご機嫌を取れるのは人ではなくて
人に依存をすると裏切られたり
自分の思う通りに返ってこなかったら挫折経験があったり悲しくなったり
寂しさというのは期待に比例するからね
期待した分 戻ってこないとすごく落ち込むよね
だからやっぱり僕は自分で自分の機嫌を取る
という事がすごく大事で
そういう意味では僕が自分の中にサポーターになって
「大丈夫!大丈夫!」
「よくやっているよ!」
なるほど |
あの人だけが全てじゃない
あの人に全部負担かけちゃうと向うだって疲れるわけだから
自分で元気づけようというね
やっぱり僕はセルフラブというんだけれど
自分の中で自分が頑張っている自分
そして満たされない自分を
「大丈夫!満たされなくても死にはしない」
「100%の愛ってあると思う?」
「それを外に求めている君に問題があるんじゃない?」
”カウンセラーが自分の中にいると
自分の中で自分で整理が出来始める”
そうすると変な絡みとか
変な破壊的な人間関係を持たなくて済むよね
そうですね |
それを心掛けたほうがいいかもしれない
そのお友達は
なるほど まずは、誰かに愛情を求めるんじゃなくて ”自分の中で愛情を作り出すテクニックを” |
そう!だからそのお友達に言ってあげて
「今まで似たような形で寂しさって経験しなかった?」
ということなんですよね
そうすると「あぁ過去にもあったな」
それって外から愛情を求めようとしすぎて
結果的に
挫折とか悲しみとか怒りで
結果的にものを作っては壊し、ものを作っては壊し
それって人生の大半そうやって作りながら壊し、作りながら壊し
それは逆に言えば、過度に相手に期待をし過ぎたり
子どもの時のもらえなかった愛情を
【外の人に取り戻そうとしていることなんだよ】ということを
まず自覚させないといけないし
そして最終的に機嫌を取れるのは自分でしかないんだから
自分の中に本当の意味でのお母さんを創り上げて
「大丈夫、大丈夫」
「死ぬことはないから。向こうは向こうで忙しいわけで
常に自分が暇だからといって
向こうが同じようなものを期待したって所詮無理だろう」
”そうやって自分で手なづけていくしかないかな”
と僕は思います
ありがとうございます |
本当は多くの人に心理学とか
自分で自分の機嫌を取る方法を本当に学んでほしい
そうすると変な絡みをしなかったり
変なところであの人いつもああやって火を点けては爆発させて
「なんだよ!俺信じてたのにごまかされた!」と言って
そうすると
ビルド&クラッシャーである意味で毎回そうやって
ものを作れば壊し、ものを作れば壊しばっかり
繰り返しているよなと言われて
だからその人が一番救われるべきだと思うんだよね
本当そうですよね |
寂しくてしょうがない
しょうがないから人に優しくされたらベタっとする
ベタっとするけれど自分が100%掛けているものが返ってこないから
今度はスイッチが怒りに変わる
そしてじゃあ離れればいいけれど、やっぱり執着があるし
自分のこと構ってもらいたいし
向うに攻撃する事で、逆にこっちを構ってもらおうという
それは決して
あなたが欲しいものは決して戻ってこないよということを
”自覚する”
ということがちょっと話長くなりましたけれど
すごい深いテーマなんですよ
ぜひですね 衛藤先生のところに体験だけでもですね 1回来ていただいて |
いつも何か変な自分の中で変わった癖がある人は
1回自分を
”心のオーバーホール”分解掃除をしたほうがいいかもしれない
分解掃除 是非1回した方が良いです |
キレイにして組み上げよう
そう思います
ありがとうございます |
大変だろうけれどね来てください
自分を見るのは恐いけれど
一旦見ないで終わらせると人生って毎回同じ失敗をするので
はい。そうですね ぜひ遊びに来ていただければと思います ありがとうございます |
さいごに
クレーマーとの経験を通して、愛情と憎しみが同居する危険性や
その根底にある愛着障害について理解が深まりました。先生が語る自分への愛情や
心のオーバーホールの重要性は、自己愛と他者への期待のバランスを取り
自分を愛して自分で機嫌を取る技術を身につけること(セルフラブ)が大事だと感じました
誹謗中傷をしている人にこの事が気づけるような働きかけもしたいところですね
そんな無駄な事にエネルギーに注ぐところではないんですよ
ここまで読んでくださったアナタは優しい人です。ありがとうございますm(__)m
感謝してます