京アニ事件の<闇>はあなたにも

心理カウンセラー衛藤信之

自分の中にある【狂気の人】と【聖なる人】

どうもー!感謝してます!

今回は、心理カウンセラー衛藤信之先生(公認心理士)の動画
【京アニ事件の<闇>はあなたにも・・・】の文字起こしとなっております。上のリンクが動画となっております。

Youtubeのクリップ機能を使ってリンクを貼りました。何か不都合がありましたら
【お問い合わせフォーム】からご連絡ください。

youtube上に2023/09/25にアップロードしたものとなっています

このクリップ機能により、動画の一部(クリップ)を選択して最大1分間の動画を共有できます。クリップは、ソーシャル メディアのほか、メールやテキスト メッセージなどで直接共有することができ、クリップ ライブラリで管理できます。

クリップ機能で見た動画を全部視聴するには、『動画全編視聴』をクリックすれば見れるようになっています
クリップは一般公開されるため、クリップにアクセスでき、元の動画も視聴できるユーザーであれば、誰でも見ることができます。

今回のYouTubeで、間違って受け取ってもらいたくないのは、僕自身は青葉被告を擁護するつもりは、まったくありません。そして、彼の治療に奔走したドクターが語ったように「自分のやったことの残忍性と愚かさを自覚し、心から遺族に自分の口で謝罪して欲しい」と願っています。

僕たちは納得できない事件がある時に、外的な要因のせいにしてしまいます。例えば「家庭環境に問題があったから」とか「親が毒親だった」からと。その結果「自分は悪くない。すべて環境だ」と信じる、青葉被告のような「被害妄想」と「自己中心的な人間性」を作ってしまいます。

そして今回「最後の晩餐」に隠されたエピソードを通して、自分の中にも「狂気」と「天使」が共存することを知って欲しかったのです。
それが自分の怒りをセーブする力にもなります。最後に自分を疑わない人が一番怖いのです。

心理カウンセラー衛藤信之【京アニ事件の<闇>はあなたにも・・・】概要説明より抜粋

この動画のポイント

・人の心には「狂気」と「天使」が存在する
・負の連鎖を止めるには
・憎しみに変えるか優しさに変えるかは自分自身
・心の在り方を学ぶ

これより衛藤信之先生の動画
【京アニ事件の<闇>はあなたにも・・・】の文字起こしとなります

京都アニメ放火殺人事件の青葉被告

今回は
京都アニメ放火殺人事件の あの青葉被告

「どうしたらあんな、狂気の人間が生まれてしまうのか?」
心理カウンセラーとして考えていきたいなと思っています

この世界に対してすごく 敵対意識を持って
そして、他人に対して被害者意識を持って

自分は、こんな扱いを受けた

それは
秋葉原(通り魔事件)の加藤という犯人もそうでしたよね

共通点は「家庭環境

もしくは誰かに冷たい仕打ちを受けたから
この世界が
すべて敵だ

復讐に満ちた、その精神
それは、どこで生まれるのか?

「今までの心理学」
ですと
「それはね、育てられた環境だ」
って言われたんですね

事実、今回の青葉被告も家庭環境が取り沙汰されていますよね
両親が離婚して

そして2番目のお母さんの3人兄弟
その前には6人兄弟ぐらいいたんですよね

だからお父さん自身がお母さんを変えて
そしてその2番目のお母さんも
要するに
青葉被告のお母さんもいなくなって

結果的にお父さんと3人の子どもたちで暮らす形になる
そういう中で彼は虐待も受け

そして家を飛び出して
その後仕事も上手くいかなくなって
どんどん どんどん文章を作ることに
夢中になって

そして
自分の書いた小説が盗まれた
っていうことで

まさに「勝手な逆恨み」からあの事件を引き起こした

そうですよね
そこに実は「今までの心理学」だと

それは、家庭環境でしょう

家庭環境が大人になってから色濃く影響するよ
って言われてました

ただ僕は、それに関してはそう思わないんです

なぜならば、僕自身も
両親が離婚しているし、母親が何人も変わっています

そして
父親からの暴力も幾度となく受けました

そして僕は、小学校の低学年に愛する義理の母でしたけど
自殺したその母親の
第一発見者、でもあります

そう考えると僕も
この世の中は、悲観して「人なんか、もう信じない」「社会は冷たい
と思っていいわけです

でもね
最新の心理学
の教えるところは、実は僕たちは
家庭環境やその育てられた幼児期に、幼少期の影響を

受けるか」「受けないか」は、実は「認知の問題だ」って言うんですね

要は
こうなったのは毒親、家族のせいだ!

こうなったのは冷たい社会のせいだ!

っていったその「思い込み(認知)」が、実はその人を より狂気に走らせる

また周りの人も
そうよね、そんな家庭環境だったら

結構それを容認しますよね

本人も自分でナルシスティックに
僕は、可哀想な人間だ」ってなりますよね

でも一方で同じような状況でも
僕は、自分が傷ついたらそんな人たちを救いたい」と思って

心理カウンセラーを目指す人間だっているわけです

レオナルド・ダ・ヴィンチの【最後の晩餐

そこに何の違いがあるんだろう?
実は僕は
「家庭環境」ではなくて、皆さんの中にも

狂気」と、そして「聖なる人
になる可能性もあるって
お話をしたいと思うんですね

皆さん
レオナルド・ダ・ヴィンチって
有名な天才をご存じでしょうか?

モナリザの微笑み」とかですね

そして
レオナルド・ダ・ヴィンチは自分で飛行機の設計図も書けるような
非常に科学者でもありました

だから構図からいろんなものを計算しながら物を創るんですよね
描いたりもする

そのダ・ヴィンチの中で有名な絵で

【最後の晩餐】
イエス・キリストが(十字架に)磔になる前に、弟子たちと一緒に食事をしたシーンが描かれているんですね

このシーンは別に
ダ・ヴィンチだけじゃなくていろんな人が描いているんですが、普通はテーブルを囲んで食べますよね

ところが
ダ・ヴィンチのこの手法はすごく変わっていた

イエス・キリストを中心に
横並びの食卓を描いたんですね

昔、映画で
「ダ・ヴィンチ・コード」
っていう映画
その構図自体に実は暗号があるっていう
面白い映画もありましたけど

まさにそれはすごく有名な絵画なんですね

ダ・ヴィンチはそれを3年かけて描き上げたと言われています

ダ・ヴィンチがなかなか全部完成するって
実は「珍しい」とも言われているんですね

それも3年で
ダ・ヴィンチは描いたんですね

ダ・ヴィンチが一番考えたのは
やっぱり
「イエス・キリスト」ですよね

この世界を救おうとする
イエス・キリストのモデルを
「どういう人になってもらおう」
と思って町を歩いていたら、ピッタリの青年に出会いました

まさに湖のように瞳がキラキラ✨して
そして顔から笑顔がほとばしって

なんて、見てるだけで心が癒される

「彼こそがイエス・キリストのモデルだ!
と思って
彼にアトリエに来てもらって
「イエス・キリストのモデルになってもらえませんか?」

「僕でよければ」

その青年はイエス・キリストのモデルになったんですね

そして一番最初に中心にこのイエス・キリストを描いて、あとはたくさんの12人の弟子たちを次々とダ・ヴィンチは描き続けていきます

最後に筆が止まったのが
実は、イエス・キリストを裏切った
【裏切り者の・ユダ】
なんですね

弟子でありながら銀貨に目が眩んで、イエス・キリストををユダヤ人に
売った
裏切った

それもですよ「愛情を示すキス」ですよね

「師匠はどんな人なんだ?」
っていった時に

私がキスをした人がその人だから、あなたたちはその人を捕まえなさい
って言ったんですね

イエス・キリストは
お前はキスで人を裏切るのか?」とボソッと耳元で言ったっていうシーンもありますよね

そうなんです
まさに
【裏切り者・ユダ】
このモデルには、ダ・ヴィンチは考えました

よっぽどこの世界を恨んで暗い目をした そういう人間はいるのか?青年は?

そう思って町を歩いてた
そして、暗闇の路地に入っていきました

そうするとお酒に酔いつぶれた、どんよりとした瞳
そしてこの世界を
拒絶しているような表情で酒を吞み続けている
人間に出会ったんですね

「もしよければ、あなたをモデルに絵を描かせてくれないか?」

「この銀貨でどうだ?」

ダ・ヴィンチは銀貨を出したら
その彼はバッともぎ取るように自分の懐に入れて

ダ・ヴィンチは喜びましたね
「まさに、ユダにピッタリだ!
この銀貨に目がくらんで自分の師であるイエスを裏切る
それもキスで彼しかこのモデルはできないだろう!」

もう夢中になってユダの絵を描き始めたんですね

本当に暗い瞳
この世界を恨んでいるようなそういう表情

見事に描き上げました

描き上げた日に

突然そのユダのモデルの暗い瞳からポトポトとアトリエの床にが落ちたんですね

ダ・ヴィンチは驚きました
ど、どうした?何があったんだ?

「先生はやっぱり覚えておられないんですね」

何がだ?

「確か3年前僕はあの光の当たる広場であなたに声をかけられた。その時はあなたは、僕をイエス・キリストのモデルにしたんですよ」

え…君がか…」

「その通りです。あの時は僕は世界はキラキラして見えていたし、世の中はみんな優しいと信じていた。でもその後に、次々と両親が亡くなり、仕事はクビを切られて、そしていつのまにか気がついたら
憂さを晴らすためにお酒を呑んで、そのうちに仲間までも自分の元から離れていきました

『世界なんてこんなものだ』と思って、『いつ、もうこの世を去ってもいいな』と思っていた時に
あなたが、声をかけたんです。それも【裏切り者ユダ】のモデルで・・
悲しくないですか?この3年間僕は、3年前はイエスのモデルだったのに

この堕ちぶれようは何なんだ・・

そう思うと自分の人生を考えると

悲しくて

悲しくて

涙が止まらないんです

と言って泣いたんですね
これはダ・ヴィンチのイタリアの中でにわかに語られる話でもあるんです

「実は【イエス・キリスト】と【ユダ】はモデルが同じだよ

そうなんですね3年間何があったんでしょう?

ただね
僕はこの3年後にこの【ユダ】がダ・ヴィンチに会う必要があったような気がする

3年かけて彼は、自分の人生を無くしていったんだったら

3年かけて青葉被告になるのか

また新しくこの世界を信じて返り咲くのかは

「実は自分で作っていけるんだよ」
ってことを皆さんに伝えたかったんです

悲しい出来事を憎しみに変えるのか?優しさに変えるのか?

今回
【京アニの事件】の中で被害に遭われた方
本当に心からご冥福を
そしてご関係者本当に 胸、痛みます

ご冥福を祈りたいと思います

その中でもね僕が感動したのは
そう
自分のお母さんが殺された少年がいて
そして、お父さんがその少年に作画監督のお母さんですごい能力もあったそうです

そしてその少年にこう言ってるんですね

いいかい?
”君があの人間(青葉被告)を恨んじゃダメなんだよ”」

「恨んでも『殺したい』とでも君がもし思ったら同じ人間の仲間になってしまう。」

「大事なことは、この出来事から
『君は、どういう生き方をするか?』が、大事なんだ」

その少年はテレビで出てましたけど

お医者さんを目指したいと
一生懸命勉強している
お父さんも「それで良い」

お前は、恨んじゃいけない
恨みからは何も生まれないんだよ

僕がもう一つ
今回すごくショックだったのは、あの青葉被告の少年の頃の写真も出てました

どこにでもいるような屈託のない笑顔で映っているんですよね

僕たちは生まれた時にキラキラした瞳で生まれてきていろんな出来事が起こります

でもね
その出来事を憎しみに変えるのか?光に変えるのか?

まさにこの京アニの被害に遭われたお父さんが息子さんに言ってる言葉なんですね

事件を他人事にしないで自分事にそして学びに

僕はちょうどアメリカのテロ『9.11』の時に
僕はアリゾナにいました

大学に行った時大騒ぎになってましたね

その時にも多くの人は
許せない

星条旗は半旗になって
戦いムードになって
そしてアメリカはその後

イラク戦争へとその怒りのまま突入し
いまだに
アメリカは力に憧れて、トランプ大統領を生み出しました

そしてロシアを心理的に圧迫(NATO)し、恐怖からロシアは
ウクライナ侵攻へと向かわせた

もちろん
アメリカが全て悪いとは言わない
ただ、彼ら自身いまだに武器を送り続けて戦争を制止する

いろんな国がありますよね
僕たちは日本でニュースを聞いていますから

僕たちも「正しい」と思って援護してますけど
「話し合いをしよう」っていう
第三の人たちの国の人たちも多いんです

武力によるものは
永遠に連鎖を生み出すだけだ
という国もたくさんあるということも

皆さん知っておいた方が良いと思いますね

何が良いか?悪いか?」は別なんです

でも僕もそう思ってるんです

僕も子供の時にそういう、つらい思いをした

だからこそ
この世界なんてそんなものだ!
って思いたくないんです

だからこそ
そういう家族だったからこそ
そういう家族たちをサポートできるんだ!そういう力があるんだ!

ていう方向に
自分は向かいたい✨」て信じたんです

いいですか?みなさん

僕たちは
『昔の心理学の』ように

【家庭環境の奴隷】
じゃないんです

【幼少期の傷の奴隷】
になっちゃいけないんです

要はそれを
憎しみの袋」に入れてしまうのか
それを
学びの袋
に入れ直すのかは

あなた次第だ!
ということを今回は

そうでなければ
ただ「悲惨な事件

そこからあのお父さんのように、「君は何を学ぶのかな?」

それが大事なんだよ!憎しみからは何も生まれないからね!

僕は本当に、すごい精神力
僕がじゃあ逆にそのお父さんの立場になったら

「そんなこと言えるのかな?」ってもうとんでもない!
「本当にすごいな」
と思いました

でも、あの青葉被告のあの写真を見た時に
「そうだな」
まさにこの「僕たちの中」にも
【聖なるイエス・キリスト】もいるし

【犯罪者ユダ】もいる

どっちでも
僕たちも、なる可能性がある

それを単純に
あれは家庭環境が悪かったから
って他人ごとにしないで

自分の中にも
あるな」って思ったら
明日、皆さんが出会う人たちに

「あなたはどんな対応をしますか?」

皆さんを傷つける人自分・皆さんにとって好きではない人を
憎しみやイラ立ちの袋」に入れてしまうのか

それを「学びの袋」に入れ直そうとするのかは

あなた次第だ】っていうことを

僕はやっぱり「家庭環境」や「遺伝子」やそういったものの中に

僕たちは、そんな奴隷にはなってはいけないんです

心っていうのは コロコロ変化ができる!
だから
3年かけて、イエスからユダに堕ちたようにあの青年が

でも、きっとダ・ヴィンチに出会ったことで
僕はもしかしたらタイミング、だったかもしれない
と思って

3年かけて彼は「昔のイエス」に生まれ変わることも

僕たちは、可能性がある

ていうことを皆さんにもぜひとも
知ってもらいたい
と思って、今回はYoutubeを撮りました

明日から皆さんは目の前の人に
どっちの袋に入れるか?」考えてください

事件を「他人事」にしないで、全部「自分事」に
それを全部学びに変えていきましょう

僕は明日皆さんが、笑顔でニコニコされること
そして瞳の中に本当に美しい輝きをもたらして

そして、世界は
そんなに怖いところじゃない
信じられる
っていうような人たちをいっぱい作っていかないと

僕の教室では、そうやって変わっていく人たちをいっぱい見ています

ですから、皆さんにも
そうなってもらいたいな
と思ってます

今回も
無断転載 無断転記
ご自由にしてください

そして明日皆さんが、笑顔で過ごされることを心より期待しています

それでは今日はこのへんで

さいごに

京都アニメ放火殺人事件で被害に遭われたご遺族の方へ
心よりご冥福をお祈り申し上げます

そして、この事件を他人事にせずに
自らを学びに変え、風化させずに
憎しみを優しさの光に変える心の在り方を学べる努力を怠る事のないように日々精進したいと決意します

妻を事件で失った子供に対応したあの姿
私にはできなかったかもしれません

子どもの行く末を考えると、恨み続けた結果の事を考えると
第二の青葉被告を生み出す事になると…

凄まじい精神力です。愛の力です。

この事件から学びに変えて、さらなる心理学を取り入れ
この世を自分自身を見限ることなく
暖かく優しい社会に作り変えることを誓います

ここまでよんでくださったアナタは本当に優しい人です。ありがとうございますm(__)m

感謝してます

また来てくださいね

タイトルとURLをコピーしました