お盆のご先祖様への供養

心理カウンセラー衛藤信之
引用元:心理カウンセラー衛藤信之【亡くなった人に愛を届ける方法】より

盂蘭盆会うらぼんえ

心理カウンセラー衛藤信之先生の動画【亡くなった人に愛を届ける方法】より文字起こしになっております。

皆さんの大切な誰かが、亡くなったとしましょう。

その人に、亡くなった後にどうやったら皆さんの大切なまごころや愛を伝える事ができるのか?っていうお話をしたいと思うんですね。

皆さんの中に亡くなって、「伝えたい人」っていますか?
もし、伝えたい人がいるならば、今日のyoutubeはすごく役立つと思うんで、最後までお付き合いいただければと思います。

お釈迦さんのお弟子【目連さん

亡くなった人に愛を伝えるっていう日の為に「お盆」というものがありました。
元々「お盆」っていうのは盂蘭盆会うらぼんえ』っていうものが「お盆」になったんですね
盂蘭盆会うらぼんえっていうのは、どういうことか?というと、もともとお釈迦さんのお弟子さんで、ものすごく神通力の強い目連もくれんさん】という方がいました。

目連さんが、大切なお母さんを亡くされて、そして、彼が神通力でその母親がどこにいるのか?どこに行ってしまったのか?をあの世ならばどこに行ったのか?を調べたらなんと

【餓鬼界】っていうですね、もう本当に飢えが止まらない世界に母親が落ちているということを知ったんですね。
『愛する母親があんな餓鬼界で飢えが止まらない所に落ちている』

なんとか食べ物や飲み物を運ぼうとするんですが、残念ながら神通力ではそうどんなすごい超能力やパワーを持っていたとしても、母親の口元まで(食べ物や飲み物を)持っていけても“パッ”と灰になって母親の口の中には、食べ物や飲み物を届ける事ができない。

目連さんは悩みました。

『追善供養』

そこで悩んだ末、自分の師匠であるお釈迦様に相談をしたんですね。
お釈迦様はそれを聴いて「それはつらかろう君も母親も。もし母親にその食べ物を与えることができるとするならばまずは、追善供養ついぜんくようというのをしてみたらどうだろう」

『追善供養』っていうのは「亡くなった人に」ではなくて、周りの人に対して一生懸命優しくしたり親切にする。それを「供養」っていうんですね。

施しほどこ」をする

「だから追っかけるように善行しなさい」っていう意味で。

そこでお釈迦様はこう言いました。
「修行僧がいっぱいいる。その人たちに食べ物を与えたり、一生懸命その人たちのサポートフォローをしなさい」

そこで目連さんは、もう神通力なんか使わないで、一生懸命身体を使って汗をかいて、周りの人たちに「施し」「供養」をして回ったわけですね。

食べ物を作ったり、その人たちが過ごしやすいように、笑顔でもてなしたり、そうするとなんと母親のもとにそのたくさんの人に回り届けられた愛が形となって飢えが無くなったというお話なんですね。

そしてその愛が届いたことで母親は、餓鬼界から成仏(じょうぶつ)仏の世界へといく事ができた
これが元々『盂蘭盆会うらぼんえ』っていう、それが形を変えて「お盆」っていうかたちになったんですね。

お盆

「お盆」ってもともとはね亡くなった、あの『黄泉の国』に行った人たちが、帰ってきてくれて、そして僕たちと一緒に過ごすのが「お盆」ですよね

だから提灯を焚いたり、僕の田舎の方では家の前に火を焚いて、魂が道に迷わないように、これ『迎え火』っていうんですね。

『迎え火を焚いて』そして一緒に楽しく過ごして、美味しいものを食べてそして『送り火』

『送り火』っていうのは、あの五山の『京都の送り火』もそうです。

あの『大』っていう字

そしてあの長崎の精霊流ししょうろうながしもそうですよね。

そうやって一緒に過ごしてくださったご先祖や魂を今度は黄泉の国に送り届ける
それが『さよならの日』なんですね。

だからすごく僕の中で原風景で家の前で夕暮れにいっぱい火が焚いてあるのが美しい光景。そして、夏祭りの賑やかさがあって、非常に僕の素敵な原風景になっていますね。

子供の時にはそんな意味がわからなかったんですが、大人になって『そうなんだ』お盆の時にはそうやって亡くなった人に対して一生懸命お墓参りしたり、初盆に帰ったり。

今回台風で直撃された地域の人本当に心からお見舞い申し上げます。

大変だったんじゃないですかね。
もう移動機関が止まって、「何をやってるの」って思われた方もいると思います。

そういう人ももしかしたらですよ、僕こう考えたんですね。

本当にご先祖様が亡くなった人が喜ぶって何だろう?

自分がもし亡くなった時に自分が愛する人たちがどういうのが一番自分がしてもらって嬉しいんだろうか?

美味しい食べ物?

うーん…そうじゃないな
一番嬉しいのは、大切な人達が笑っていたり、幸せだったり平和だったり日々過ごしてることが一番僕は『供養』になるんじゃないかなぁとそう思うと

目連さんじゃないですが、皆さんの嫌いな人に対してもなるべく嫌わないで普通に接する

先祖供養

そして、やりにくい人に対しても笑顔で接する
それがもしかしたらこんなに大変な中で彼は彼女は一生懸命、周りの人に『供養』『施し』をしている。それが一番、『あぁ良いものをこの世界に遺した』って思ってもらえるんではないかな?

そう思うと日々に皆さんは、そういう中で頑張っていらっしゃいますよね。その時に『墓参り行かないと大変だわ』と思う事を本当にご先祖様が望んでるのかな?

「墓が大変だ」っていう相談もよくカウンセリングで受けます。
墓を閉じた方がいいのかどうなのか・・・

僕は仏教とじゃないんでよくわからないですけど、ただひとつ言える事は、亡くなった人が生者生きてる人たちが苦しむことを望んでるか?

一番のその人たちがそのことで苦しまなくて、お墓に行って楽しめるんだったらそれはそれで残された方がいいし逆に言えば

「大変だもうそれで引っ越しもできない」

「逆に墓守の為に誰かが帰らないといけない」となったらそれはたぶん亡くなった人は喜ばないと思うんですよね。

このお盆の時期って、終戦記念日と重なりますもんね。

あの戦った人たちが願ったのは、残していく子供たちが平和な社会を目指して戦ったわけですよね。

だから、別に彼らは戦いたくて戦った訳じゃなくて、平和な社会や日本が幸せになる事を願った。

あの靖国で亡くなった人たちは、本当に軍備拡大とか敵地攻撃とか、どんどん緊張感が高まる事を本当に望んでいらっしゃるのかな?

もしかしたら『またそっちに行こうとしているのか?』
という事をすごく思っていらっしゃるんじゃないかな…とも思ったんですね。

この台風の時、本当に『間』があったんで、すごく自分の中ではやっぱり『間』って大事なんですよね
ゆったりと自分はいろんな事を考えて自分の身体を癒す

皆さんが日々頑張っていらっしゃる人が、ちょっとボーっとできたらそれでいいのに、皆さんは一生懸命動かれようとするから、もしかしたらご先祖様たちが台風を通して

「もうちょっとゆっくりしろ」と「もう動かなくていいよ」

今回関西地域は僕の住んでるところは、結構臨時休業があったので、きっと働いている人はね、会社の都合で臨時休業なんで、給料は保証されると思ってるんで

もしかしたら最悪ではなくて、これはご先祖様たちからのプレゼントで

のんびりしなさい。ちょっと間のない君たちは日々を生きてるんだから

人は間】と書いて【人間】って読むんだから【間】が必要だよ。

だからちょっとはゆっくりしなさい

そう考えると、ご先祖様が望むことは皆さんが楽しんで日々生き生きしてることだと思うんですよね。
そして、できれば自分が満たされると、満たされたその余力で他の人たちにも一生懸命、笑顔とか親切に施すことが本当にご先祖様の供養になると僕は信じてますから

じゃあどうやって今日の結論

どうやったらそのあなたの愛が届けられますか?

それはあなたが笑ってることです。
あなたが楽しんでいる事です。
あなたが生きてることを喜ぶ事です。

それが一番の先祖供養ではないかな?って思ったんですね。
だから今回はちょっとね、【間】がありましたから
「私もうね何もお盆の時に供養なんて、お盆なんてみたいなことは全然してない」

全然OKじゃないでしょうか!

ゆっくりできたんですよね

のんびりできたんですよね

「それだったらそれが一番供養だよ」って向こうの人たちはきっとそんな風に笑ってくれてるような気がします。

今日の何か話で、あぁそうか・・・自分は何も墓参りしてなかったけど、それも逆に【間】を作って
うん!ゆっくりできたからそれは自分にとって

「また(一年の)後半頑張っていこう!」って思えたらこのお盆もよかったのかな

もしかしたら

「日本自体がちょっとゆっくりしなさいっていうことの表れだったのかもしれません」

ただ被害に遭われた人は、本当に大変だったと思いますけど、皆さん楽しんで過ごされる事を心から願ってたくさんお土産持っていきましょう!あの世に

「これだけ楽しく生きたよ!」って
もし今自分が「生きてるのがつらい」と思う人も楽しい事を探そうなんかね。

また僕のところに会いに来てくださったら

また一緒に考える事もできると思います。

それでは今日の話は、なにか得ることがあったなと思ったら、無断転載、無断転記全然OKなんで、多くの人にそうやって

「いま私何もしなかったわ」っていう人もそれも一つの供養なんだよ!うん。

そうやってご先祖様が「墓参りに来てくれ」とかそういうことを本当に望んでると思う?

もちろんやれる範囲の余力でやってくれるのはいいけど、一番大事なのは、自分以上の周りに一生懸命

あなたが笑顔で過ごす事が一番供養だよって伝えてあげてください

今日はこういうお話で終わりたいと思います。

ステキなまた後半ね、この一年間頑張っていきましょう。それでは今日はこの辺で!

さいごに

衛藤先生素敵なお話と先祖供養における心の在り方をありがとうございましたm(__)m

台風6号が過ぎ去ってすぐに7号が来ました。台風が上陸するのがちょうどお盆の時になると予想されていたので、みなさんパニックになっていたと思います。

うちも迎え火、送り火をしたのですが、雨が凄くて思うようにいきませんでした。衛藤先生が仰ってた通り、日本中のご先祖様が今年はゆっくりしなさいというメッセージがあったと思います。

簡単に済ます形になったとはいえ、ご先祖様に申し訳ない気持ちでしたが、衛藤先生のおかげで心が軽くなりました。

そうですよね。できない時に何が何でもいつものようにしてほしいと仰るわけがありませんよね。

今年の残りを楽しんでご先祖様に喜んでもらおうと思います。

まだまだ暑いですが、皆様も身体にお気を付けになってください

ここまで読んで下さったアナタは本当に優しい人です。ありがとうございますm(__)m

感謝してます


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