ビッグモーターに観る上司に逆らえない心理

心理カウンセラー衛藤信之

組織内の権力を大義名分による不正行為が問題視される

どうもー!感謝してます!

今回は、心理カウンセラー(公認心理士)衛藤信之先生の動画
【ビッグモーターに観る上司に逆らえない心理】の文字起こしとなっております。上のリンクが動画となっております。

Youtubeのクリップ機能を使ってリンクを貼りました。何か不都合がありましたら
【お問い合わせフォーム】からご連絡ください。

youtube上に2023/08/02にアップロードしたものとなっているため、ブログにアップした時期などが異なりますのでご了承くださいm(__)m

今、ビッグモーターをはじめ、車の損保関係 各社のトラブルが問題になっています。働いていた社員にとっては,生きた心地がしないのではないでしょうか

私たちが間違ってはならないものは、個人攻撃してしまうことです。誰もが気づかないうちに、あなたも悪の手先になってしまうことが起こる

これが人間の弱さです
緊急に知ってもらいたくってこの動画を撮りました。組織や集団が個人を巻き込む怖さを知って欲しいのです

引用元:心理カウンセラー衛藤信之【ビッグモーターに観る上司に逆らえない心理】概要説明より抜粋

この動画のポイント

・権力と大義名分の関係
・アイヒマン実験
・ビッグモーター事件を通じて組織内の問題

これより衛藤先生の動画【ビッグモーターに観る上司に逆らえない心理】文字起こしとなります

大義名分を利用した不正行為

さぁ今回は
よく最近事件で話題になっている
ビッグモーターの事件ですね

それでよく受講生に聞かれるんで
そういうお話をしたいと思うんですね

どういう話かっていうと、なぜ人はその上司とか
ブラック企業
トップに逆らえないのか?っていうことですよね

権力に往々にして上の人に言われたことで

例えば
数字を改ざんしたり、もしくは政府にとって
都合の悪いやつを書き換えたりしますよね

まずこのことを知っておかないといけないのは
テレビとか外から見ると

それは『外の目線』だから
すごく冷静だしクリアなんですよね

問題は中にいる人たち 内側にいる人たちは
だんだんそこで生活していると
世界がそれが中心になってくると

どんどん外から
『客観的に見る能力』というのは、どんどん退化するんですね

例えば
学校のイジメもそうだけど
「やっぱりあの子がみんなの迷惑になってるからいじめなさい!」

「そうだよね!あの子が逆に言えば
授業の妨げになっちゃうよね」
ていうことで誰かがそういう
『大義名分』をもって言い始めると

どんどんやってることがエスカレートし始める
これも実は
いじめのカラクリも実は同じことなんですね

内側でいる人たちは
「それが仲間を守るため」

だとか、もしくは
「学校生活を守るためにあの子が邪魔だわ」ってなってしまう

もちろんやられた側の人間にとったら
「とんでもない!」

でも一旦
その集団が動き出すとカルト宗教もそうなんですけど

この人を本当に
『その魂の救済』
「魂を救うために」「この人が真実に生きるために」

その人に強引であったとしても
勧誘しないといけない!とか

強引であったとしても
それは
例えば健康のために
「それを勧めないといけない!」っていうね

そうすると要は
『権力』とか『力』っていうのは

本来『権力』で来れば逆らえるんですよね
でも『権力』が実は僕は
『権力』の顔していないんですよね

実は『大義名分』って言うんですけど
「その人の健康のために」
とか
「みんなのために」
とか
「その人の幸せを願っているから」とか

そうなんですね。そういう意味では
ネットの誹謗中傷もそうですよね

「この人間違ってる」って言い始めると
みんなで総攻撃し始める

そうすると往々にして大衆の中に紛れちゃうと
自分がやってることが
とってもひどいことを書き込んでいたとしても

「みんながやってる!」ってなると
どんどんエスカレートしますよね

こういう具合に実は、中にいてそれしか見えなくなってしまうと
僕たちは恐ろしい事をやってのけるんですね

戦争でもそうなんですね
なんであんなに
ユダヤの大量虐殺、ホロコーストもやっちゃうのか

もしくは南京大虐殺とか
もう世界中の歴史上いっぱいありますよね

その善良な市民がなぜそういう狂気に走るか
それは国の為に
いや、自分の本当に本土を守るために

っていう事になっちゃうと
それを壊しにかかる人は
まさに『』になっちゃうんですね

そうやって
『大義名分』があると人間は何でもやってしまう

アイヒマン実験

イェール大学の
スタンレー・ミルグラムっていう人が
実はアイヒマン実験

アイヒマンというのは
ドイツで本当にすごい残酷な事をやった人
「なぜそういうことをやれるのか?」っていうことで

世界中でこのアイヒマン実験をやられました
どういうことか?っていうと

これは『記憶のテスト』でね、記憶力を
『人間の記憶力』を見るためのテストなんですよ

だから青い箱とか黄色い車とかね
Blue・Boxとか
Yellow・Carとかね

そうやって必ず単語が二つあって
記憶をさせるんですね

『イエロー』ってなった時に黄色い車だったら
Car』って出さないといけないし

Blueってなったら青いってなったら箱って

でもねわざとこれは
『被験者』
要するに「実験に参加してる人」が

実はアルバイトで雇われた役者で
あえて間違うんですよね

で、間違った時にボルト(電圧)を10ボルトか15ボルトずつ
どんどん上げてくださいという実験なんですね

15ボルト⇒最大450ボルト

どこまで人は残酷になれるのか?
『大義名分』
そこで間違うんですねわざと役者が

【記憶力実験】
そうすると『博士』っていう人が
これは実験のためですから

痛みと記憶がどれだけ連動するか
これが今後の未来の為にもすごく子どもたちの勉強のために役立ちますから

電圧をあげてください

でもすごく威圧的には言ってないんです
【大義名分】だけをいうんですね

世界のため だとか 教育のため だとか
記憶をどうやったら人間は獲得できるかっていう実験
それに対して協力が必要なんですよ

実験を受けてる人も実は役者で
わざと間違うから電圧計をつけられてですね
そうすると
痛っ!ってなっちゃう最初は軽くですよね

でも
でもやっぱ間違うんです
そうすると

痛っ!いだぁっ

ってなっちゃうんですね

それでもまた間違うと
俺この実験したくない!」役者が言って

やっぱり何人かの人たちは
いやこれ痛がってますよ

でも実験のためですから
にかかわるようなことありませんので
オーバーな人もいますから
【大義名分】【大義名分】

みたいなことを言うと
全員がどんどん電圧を上げていくんですね

そして最後の方にはもうほとんど
「・・・」「・・・」
ってなって反応しなくなる

「これでいいんですか?」って言ってても(最高450ボルト)
なんと最高ボルトまで上げた人たちがすごく多かったっていうんですね

このアイヒマン実験
教えられることは
まさに
【記憶力のため】
【世界のため】
【未来のため】
【子供たちのため】

そして
【自分たちの社会を守るため】

上意下達

もしくは今回そのビッグモーター
よくありますよね
あの街路樹これは本来 国とか都とか市が持っている

そういう公的なやつを
見晴らしが悪くて車が見えないから枯らしてしまえ!!!」とか

逆に言えば
本当に会社を大きくするために

本当に『上意下達』じょういかたつ
上の言ったことを君たちが
本当にそれを達成しないといけないんだよ

こういうのを『上意下達』じょういかたつって言いますよね

その時に言われたままやる人達っていうのは
やっぱりどっかで
「会社のためだ」とか
「本当にみんなの給料上げるため」だとか

そういうものが徐々に
自分がやってることが犯罪にあったり
水増し請求保険料水増し請求であったり

もしくは大事なお客さんの大切な車であっても
傷つけることで保険料がいっぱいもらえる

そうやってどんどんどんどん
そして
「良くやったな!」
すごい
彼!売り上げを上げました!

みんなに拍手されたり
そうやって評価されて朝礼でも言われると

だんだんそれが 犯罪が正義になっていく

ここに今回の事件の恐さがあるんですよね

だから正直言うと僕も
いろんな企業研修やってますけど

『上意下達』っていうのは大事なことなんです
上の言っていることを下の人が叶える

例えば上の人が
「火事だ!」って言うと

「●階が!」

下の人たちは
「●階が火事みたいです!」
「3階みたいです!」

そしたら下の人たちって
もっと下の人たちは細く
「3階には防火シャッターが●台あります!
そして消火器が●台あります!」

「今○○君たちが走りました!」
そうやって徐々に
火事だ!」が明確に細分化されて

ピラミッドの中でやるべきことが明確になって
より具体的に仕事を進める

そのためには一人一人が
ちゃんと考える脳を持っておかないと

ただ今回の事件は
火事だ!火事だ!!火事だ!!!
火事だ!!!!火事だ!!!!!

「どこや?」
どこが火事だ?

要するにこれでは本当に組織は伸びないんですね
そのためには
やはりいろんな人たちの意見を聴く能力を持ったリーダー

意見具申を入れてくれる部下に対して
やっぱり心から
どう思う?どう感じる?」っていうものが

やっぱり今回の事件は必要だったのかもしれない

だから
うわぁ・・・何ていう会社だ
で終わるんではなくて

「あぁうちの会社も」
僕もそうですけどね

「やっぱりスタッフの意見をちゃんと聴いてるかな?」とか

あぁもしかしたら
言われたまま仕事してるんじゃないかなぁ
本当にこれが
お客様やエンドユーザー最終的に

自分たちにお金を払ってくださる人たちのために
本当にこれ なってるの?っていう

一人一人が言われたままやるロボットに
なるんじゃなくて上の顔色を見るような

ちゃんと自分で考えられる集団になるってことが
すごく今回は大事なんだなということを

この今回のビッグモーターの事件を通してすごく感じたので
緊急に今回は撮りました

何か皆さんの参考にして
自分もどこかで
【大義名分】
【みんながそう言ってる】

ということで
ついつい人って狂気に走ったり

正しさが間違う可能性もあるんだっていうことも

どこかに頭の中に残してもらうと
今日の内容は意味があるかなと思います

まあそういう意味では
人間ってやっぱりしっかりと自分で考える脳を持たないとだめですよね

今日の話で何か得るものがあったら
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そして
皆さんの会社も一回チェックしてみるのも必要かもしれません
リーダーの方僕も含めて

ちゃんと部下の話聴けてるかな?
ていうことも大事にしたいと思います

それでは今日はこのへんで

さいごに

間違った事でも
大義名分があると、自分は正しいと思ってしまうんですね
衛藤先生!以前働いていたとこ怪しいのでチェックしてください(笑)

ビッグモーターのCMを見る回数が多いなぁと
感じていました。それはなぜか?
普段はTV見ないのです

そんな中でビッグモーターのCMを見るのですから
宣伝に力を入れているのもわかりました
企業側からすれば当たり前ですよね

内部ではそんな事情があったなんてビックリですよ!?
収益を上げるには悪い事してないと
伸びないよ?っていう噂を聴いたことありましたけど
やっぱりそうなの?とガッカリしました(´;ω;`)

パワハラなどもすごかったらしいですね…
まぁでも その辺はどこの企業も同じですね
え?違います?(笑)

以前、私の働いていたところでは
フォークリフトで製品を運ぶのが仕事でした
24時間稼働している会社でしたので2交代勤務

製造は、よほどの事がないかぎり止まりません

引き取りに来てくれる業者さんが来るまで
置くスペースが無くて工夫しながら置いていくのですが
どうやっても置けない時が来るのです

会社には相談していたのですが
その時に言われたセリフが
置く場所が無いんですというセリフを言った時点で犯罪だと思え!以上!

フム…(。-`ω-){とうとう前科がついてしまうのか?懲役何年かな?)

ここに置いてはいけませんよと言われた場所があるんです
置くところがないのですからそこに置くしかないですよね?
ね?ね?ねー?

ハイ!置きました。
置いてはいけませんの禁止区域に置いてもね

バレなきゃいいんですから
(その時フラグが立っている事に気がつかない私でしたw)

お偉いさんは、その時間に来ないはずなのに
なぜか来るという!?

Σ(゚Д゚)ハァッ?

怒られました。怒られました。
置いてはいかんといっただろうぉおおおおー!

Σ(゚Д゚)ハァーッ?
うっせーうっせーうっせーわ!泣き言言ったら犯罪です!

その辺りからおかしくなったのは言う迄もありません

ここまで読んでくださったアナタは本当に優しい人です。ありがとうございますm(__)m

感謝してます

また来てくださいね

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