曖昧模糊ながらも包括的な社会
どうもー!感謝してます!
今回は、心理カウンセラー(公認心理士)衛藤信之先生の動画
【裁く人が裁かれる~あなたの正義で誰かを傷つけない為に~】の文字起こしとなっております。上のリンクが動画となっております。
人を攻撃する人はブーメランのように、いつか人に攻撃される。誰かを裁こうとする時に「自分もパーフェクトでもないからなぁ」と自戒しているくらいが丁度いい。
女性蔑視と叫ぶ時、自分自身にある男性性(アニムス)の攻撃性が叫んでいることに気づいている人が新たに時代を変えられると思う調和の取れた真なる女性性(アニマ)で、おだやかに疑問をなげかけるくらいが、柔らかい社会に変化すると思うなぁ…穏やかにジェンダーの問題を解決したいものです
引用元:心理カウンセラー衛藤信之【裁く人が裁かれる~あなたの正義で誰かを傷つけない為に~】概要説明より抜粋
この動画のポイント
・調和と寛容さを持つ事
・柔軟な社会の必要性
・人間の複雑性を受け入れ、尊重し合う姿勢
これより衛藤先生の動画
【裁く人が裁かれる~あなたの正義で誰かを傷つけない為に~】の文字起こしとなります
正そうとするなわかろうとせよ
《聞き方の講座後のお話》
~ZOOM配信~
僕ね、こんなこと言ったらすごい誤解されるけど
僕ねあの、森喜朗さん、ね
「もうおじいちゃんイジメないで」って感じ
間違わないで僕ね
そう言ったら
「衛藤先生って女性蔑視ですか?」
違う!違う!
僕は本当に、森さんあの発言はアウトです
アウトだからと言って、森さんが一生懸命やってこられたこともきっとあって
それもあったんでしょう
それを全部
「100か0か」「白か黒か」って分けるマスメディアが好きじゃないだけなんですね
僕ねなんかね
森さん見ていると何年か前「2020オリンピックは日本」って
なってからのあの年の取り方
ものすごく急に年取ってますよね
うわっ!おじいちゃんじゃん!って 目は落ち込んで
確かに総理のときもあの人問題発言多いんですよ
だからと言ってみんなで総攻撃するのは…
でもね
うちの身内も言っていました
「いやでも海外でも問題になっていますよ!」
でもね海外で問題になっていても僕みたいに
「まあなぁ・・・」って思う人もいるけれど
「許せないわねっ!」って部分だけをテレビでやって世界中で皆がもう
「森ーーーーーー!森ーーーーーー!」みたいなね怒っているかというと
そこだけクローズアップされてやると
だからそういう意味では
(あぁ日本も 世界って怖いな…)って
何かあると
「100か0か」「正しいか間違い」でドン!ドン!ドン!みたいに動いちゃうんで
そういう意味では
これもねカウンセラーになってからできた僕のまなざし
僕ね
みんなが悪い!悪い!って言われるとなんか良いところを探したくなるんですね
みんなが
「あの人素晴らしい!」というと
(そうかなぁ・・・?)
変わり者が一人ぐらいいた方が良いんですよ
【あまのじゃく】が
だからそういう意味では僕は
みんなが正しい!みんなが正しい!という時
「戦争だ!」って言った時にひとりだけでも
「本当に戦争って必要なのでしょうか・・・?」
って言う人を作っておかないと。うん
だから
「みんなが!」って言う時に、僕 すごいアレルギーを感じるんですね
僕 今回アレルギーに感じているのは
怒らないってことは、それは女性蔑視ですよ!
絶対にみんなが怒らないといけないのかな?と・・・
「もうあれはね…」って言って
「まぁねぇ…」ぐらいで 思っている人もいるわけで
だからそういう意味では
これも【別の蔑視】だなと
「これを正しい!」と言い出したらそ
れに反対しない人たちは
「女性蔑視だ!」っていう見方って
何か【魔女裁判】みたいだなって
だから自分がその立場になったら怖いな・・・って
だからそういう意味ではノリで出てくる言葉は
基本的にその人の日々の考え方が
たぶん森さんはそういう人なのかもしれない
昔の人なんでね
ただちょっとした言動をみんなで延々に攻撃し続けるとなり始めると
僕はちょっと
僕の中のアレルギーが起こり始めて
みんなが
「ひどい!ひどい!あの人許さない!」って言った時に
うーん、そうね・・・
でも自分の中にもそういうのもあるしな・・・って思える
ちょっと引いた優しさ ”間” 人間って「人の間」って書くんで
僕【間】が欲しいんですよね
【間】がないのは、なんか怖い社会だなって
みんなが「100!0!」「正しい!間違い!」「黒!白!」みたいなね
そうなってくると
みんなが白であり続けなければいけない!ということが
この、うつ病社会を作っているし
自殺する社会を作っているし
もうちょっとファジー
曖昧模糊
だいたい大まかでいいんじゃないの?という感じ
すみませんこんなこと死んでもYoutubeでは言えません
もう絶対炎上ですよ!
「この先生はひどい!」「女性蔑視!」
僕 女性 全然蔑視じゃないです
本当に女性は素晴らしいと思っているんだけれど
そういう言動だけ取ってカットされるとたぶん僕は女性蔑視発言をしたって
人になるんだろうなと思う事の作為的な怖さをテレビから感じたりマスメディアから感じて・・・
イエス・キリストが
ある不貞を働いた女の人に村人が石を
石つぶてを投げて
それが当時の刑法というか
みんなで石を投げようとした時に
その中でイエスが出てきて
「どうしたのですか?」
この人は立法 法律
その当時のユダヤ人の法律
立法を裏切って不貞を働いた女です
だから!
「そうですか・・・」
「あなたも投げなさい!」
って石を渡された時にイエスはこう言ったそうです
私は投げないでおきましょう。みなさんはご自由に
ただし、みなさんの中に一度も人に恥ずかしいと思ったり
人を知らないで傷つけたり、悪気が無くて言ったことが 誰かを誤解したり
そういうことが一度もなかったという人から 石を投げられたらどうですか?
私はとてもとても投げられない・・・と言って
イエスは石を投げなかったんですね
そしてパッと伏せていた目を上げてみると村人たちがいなくなって
その不貞を働いた女の人だけが残っていて
「村人たちはどうしたのですか?」
「みんな石を置いて去って行きました」
「そうですか
じゃあ私もあなたの元から去りましょう
もう二度とあなたは・・・自分の正しい生き方をしてくださいね」って言って
イエスは去って行ったそうですね
僕ね
こういう話を聴くとやっぱり涙が出るんですね
こういう人たちが世の中にやっぱりいて欲しいなって
もし皆さんが
優しい 心優しい社会を作りたいのであれば
政治家を憎まないで社会を憎まないで
みなさんの置かれている場所から実現していきましょう
まずみなさんが聴いてあげてください
年老いた親が、身体が痛いの腰が痛いのと言ったら聴いてあげて!
身体が痛いね 腰いたいね
お母さんみたいに年齢いったら痛くなるのよね
だいたい聴かないから
身体は痛い!年取ったら痛いの!
もう痛い痛いって言っても始まらないじゃない!
これは変えようとしています
わかろうとしていないです
そうすると寂しくなるから
おじいちゃん迎えに来ないかなぁ・・・
迎えになんか来ない
そんな弱気な事言わないでお母さん!もう!
あなたが追い込んでいるんです
母「身体が痛くて」
娘「痛いんだね お母さん
お母さん お母さんのいろんなそういう話を聴かせてもらうと
私も心の準備が出来るわ。色々痛いんだよね」
母
「あんたが居てくれるから私も頑張れるわ」
娘
「いやぁ私もお母さんがそうやって頑張って生きている姿を見て・・・」
そっちの方が頑張ろうとします
お父さん
まだ向かいに来んでも良いよって言ってくれます
正そうとするな
わかろうとせよ
わかろうとするのは愛です
正そうとするのは
みなさんが正しいと思っているからです
ニーチェは最後に言いました
ニーチェという哲学者は世界は深いと
みなさんが思っているほど単純にこの世界は作られていないのに
みなさんは今までの経験値から 自分が正しいと思っている人が
一番世界を間違った方向に持って行く
自分たちが正しいと思って戦争を始める
だから僕は最初に言いました
弱い側に行きたい
弱い人の気持ちを僕は代弁できる
みんながあの人が正しいと言った時は
僕はあえて
「そうかなぁ?」と思いますけれど
みんなが攻撃し始めると、僕のスイッチが入っちゃうんです
もし皆さんが誰かに追い込まれて誰も信用してくれなかったら
僕はみなさんの味方になりたいと思っています
「みんながこう言ってますよ!」って言っても
僕はあなたを信じます
なぜならば僕を信じてくれたからです
体験のセミナーの時に「来てください」とお願いしました
「来た方が良い」と言いました。でも信用してくれて今日の授業があったんですね
みなさんが一歩踏み出したからです
そしてみなさんが、お声をかけてくださった人が今日感動していたら
それは皆さんの世界を変えた証拠ですよね
~ここでZOOM配信が終わります~
今回は
どんな人の話もすべてみなさん受け入れて聴いてますか?という講座の一部から抜粋をしました
ただ
元・東京オリンピック・パラリンピック組織委員会
会長の森さんの話は
もしかしたら 皆さんに誤解を生じさせたかもしれませんね
でもね
僕は心理の仕事をして心理カウンセラーをしていると
外に現れている世界よりも大衆の中の深層心理にどうしても注目してしまいます
心理学者
カール・グスタフ・ユングは深層心理の中にも
男女の性差があって、心の奥底の中にも隠された男女があることを突き止めました
深層心理にある
《勝つか 負けるか》
《正しいか 正しくないか》という分ける直線的な男性性のアニムスに対して
調和で寛容で許しといった
曲線的に包み込むような女性性
アニマが存在していると彼は言っています
僕は誰かが自分の正義で人を強く糾弾している時
勝ち負けにこだわり過ぎる無意識の男性性アニムスが隠れているような
感じがする時があるんです
だから落ち着いて穏やかに
対立した時は語り合い柔らかなジェンダーフリーな
男女にこだわらない社会を
僕たちは目指したいものですよね
もうすぐ暖かくなります
笑顔で日向ぼっこするような人生
を僕たちは持ちたいなと
この時期、そんな気持ちになります
またみなさん
この教室に遊びに来てください
その場所はここに設定しておきます
今日はこのへんで!Bye bye!
さいごに
もう2年以上の前の話ですが
元森会長が「女性が入ると会議に時間がかかる」
うわっ!世界中の女性を敵に回した発言で、当時は批判の嵐の報道だったのを覚えています
発言内容は、確かに適切な表現ではないのはわかります
男女平等問題に敏感な時期でもありましたが、取り上げる方にも‥‥
それを正そうとする
私は正しい!からの対立で争いの方向へと行く思考こそが危険だという事も学びました
サラッと流す事も必要ですよ
マスメディアもそこをニュースにするから余計に炎上
なんだかなぁって感じです
極端な考え方や判断ではなく、曖昧模糊ながらも包括的な社会が
多様性を受け入れる上で必要不可欠であることを改めて実感しました
人間関係や社会への理解が深まり、より寛容な心を持つことの重要性を再確認しました
ここまで読んで下さったアナタは本当に優しい人です。ありがとうございますm(__)m
感謝してます
また来てくださいね